映画『どうすればよかったか?』は、藤野知明監督が自身の家族を20年にわたって記録した、非常に私的で重厚なドキュメンタリー作品です。
🎬 映画の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | どうすればよかったか? |
| 監督 | 藤野知明 |
| 公開 | 2024年12月7日 |
| 上映時間 | 101分 |
| ジャンル | ドキュメンタリー |
| 配給 | 東風 |
| 製作 | 動画工房ぞうしま |
🧠 あらすじとテーマ
- 監督の姉が統合失調症を発症したことをきっかけに、家族の対応や葛藤を記録。
- 両親は医師でありながら、精神科の受診を拒み続ける。
- 姉の症状は悪化し、最終的には玄関に南京錠をかけて監禁する事態に。
- 映像制作を学んだ監督が、帰省のたびに家族の様子を撮影し続ける。
- 「失敗を認めること」「家族のしがらみ」「医療と偏見」など、深い問いが浮かび上がる。
💬 監督の意図
映画は「統合失調症の説明」や「原因の究明」を目的としておらず、
むしろ「何が失敗だったのか」「どうすればよかったのか」を問い続ける構成になっています。
「この映画は“失敗例”です」
― 藤野知明監督の言葉が、作品の核心を突いています。